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城下カレイ

5年ぶりに友達に会いました

祇園の芸妓さんです
昔彼女はヴァイオリンを弾いていて、一緒のオケで知り合ったのです
すぐに意気投合しました
音楽以外では数えるくらいしか一緒に逢う事はないのに
なぜか逢うたびに、絶妙にツボの合うおもしろい友達です

それにしても思います
祇園、行った事もありませんが、
凄い世界です

彼女を見ていると
女性が、女性という存在である事を究極に高めていったものが
祇園の芸妓さんなのだと思います

圧倒的に洗練されて、迫力があって、そしてあらゆる所作が美しい
他のどの女性とも違います、怖い程・・・
そしてそれがすべて伝統に裏打ちされている

彼女と一緒にいると、自分がいつもより大きな人間になった感じがします
実は彼女がそう思わせてくれているだけなのですが、その時はそうとは思いません
僕は、本当に、本物の凄さに圧倒されました

色々と興味深い、おもしろい、その世界の話を聞けました

究極の形式美、すなはち人工的な最たるものは芸術になるということです

彼女たちはすさまじい厳しい稽古、修練を積んでいるのです
もう身にしみ込んだ祇園の雰囲気がどうしても出てきてしまうようです
シィクな洋服を着ながらも「へぇへ、そうなんどすえ」
奥ゆかしい京言葉を話す彼女をみていると
月並みないい方ですが
オトコとして、途方も無いお金を払って彼女たちの職場で遊ぶことの意味が
朧げながら分かるような気がします
それは絶対に祇園でしか経験できない世界なのです
きっと僕は一生無理ですけどね(笑)
もしも行けたとしたら、それは彼女達に遊ばせて頂きながら人生勉強の場としてでしょう

2人であう場所は
いきつけの銀座のフレンチLINTAROにしました
前回もそこでしたし・・・
シェフのオススメに大分直送の城下カレイのコースがあったので
3月に大分に行ったときには食べませんでしたから
「敵討ち」にお願いしました
いつもながら、本当に美味しいものでした
お魚を堪能し尽くしました
軽めのシャンパーニュによく合いました
ここはまた野菜が本当に美味しい

ギャルソンのお兄さん達もおなじみで気が利き、重宝しています

その後、松崎煎餅の2階のお茶席で柏餅を頂きました
ここの素敵な奥様に友達を合わせたかったのですが、今日はお休みで残念でした

有楽町まで見送って、そのまま一人で戻って銀座散歩に歩き出しながら
実に清々しさを覚えました
彼女は僕の誇りです
3年後、彼女の年季明け
どんな素敵なお姉さんになることでしょう
楽しみです

(こんな友達がいたらますます彼女ができなくなってしまう!)
〜〜〜
久しぶりにレモン社でライカを見て久しぶりに物欲が刺激されました
何台かオヨメに出して、それで何か買うかもしれません
〜〜〜
帰りに、とらやで予約しておいた家族用の柏餅を買って帰ります
きく月も最高でしたが
やはりこれもまた美味しい
〜〜〜
深夜、久しぶりに長電話しました
なんなんだろう、この落ちつく感じは
でもやっぱりこれは錯覚なのかもしれませんね・・・
けっこう電話代を使わせてしまいました
今度埋め合わせしなければ・・・

明日は一日お休みです
ゆっくりして、笛を吹きます
by francesco-leica | 2007-05-06 03:53 | 日記


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