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連日机作業

朝からデスクワーク、笛吹き、お出かけ

渋谷のユニオンワークスにマフテイのつま先補修を頼み、
銀座のヨシノヤで、ボロネーゼのスリッポンのオールソールを依頼。
ヤマハで楽譜を仕入れて
ポールバセットで友人とおやつ。
素晴らしいカプチーノとケーキ。

実におもしろい会話ができた。

男性と女性は、結構違う感覚で音楽しているみたいね。

私はその場の物理的現象にそのもの対して人格の根幹に関る反応を示すことは無い、
例えば
響きの素晴らしさや、体が直接受け取る音のショックに
感動したりしているつもりはなくて、
その背後の精神や、イデーに共感したり、感動したりしているつもりなんですよ。
だから演奏が下手でも感動しちゃったりするんだけど。

自由な演奏に感動するのではなくて、自由な精神に感動するわけ。


ブルックナーがすばらしいのはその宇宙的「精神」がすばらしいのであって、その響きが宇宙そのものなのではない。響きの中に神はいず、響きの彼方に神がいると思うんだなあ。
私は現世に普通に立っていて、目線は遠いとでも言おうか。

もちろん音そのものに反応するし、素晴らしい響きや、鳴りっぷりに体を揺さぶられたり、浮遊する感じもしますが、
それよりはその響きを生み出す概念や精神や伝統に心をすぐに持っていってしまう。基本的には普段の精神と音楽をする精神は同じものだと思っている。集中しているだけで。

そこで、陶酔、異次元、トランス状態、超常感覚にまで持っていけるのは女性とホモセクシュアルの特権な気がするなあ。

男の場合、そこまで行っては行けない、恥ずかしい、という感じがある。
だから、すばらしい演奏している時って結構、恥ずかしいのよ。内心は。
だから変に顔はすましちゃったりして、「いや、ちゃんと楽しんでますから」なんてポーズで。

この「いい演奏ってちょっと恥ずかしい」って感覚、分かってもらえるかなあ???

女性の方が刹那的、感覚的なのだろうか。

などという話を延々と。

帰りに渋谷でお使い。


帰ってまたデスクワーク。
と、
マイゼン先生と奥様からすばらしいメールを届く。感激。
すぐにお電話でお礼を述べる。
ワシはなんと果報者じゃ。
先生はもうすぐ恒例の来日、はやくお会いしたい。私のおやじ様。
by francesco-leica | 2006-08-23 02:11 | 日記


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