2006年にヤフーブログに投稿したものを再録。
ブルノにいったらスタロブルノビール工場併設レストランへ! スタロブルノは「古きブルノ」という意味の、モラビアは古都ブルノを代表するビールだ。 チェコはビールの国。街それぞれを代表するビールの銘柄、いわば地ビールがある。例えば、プラハならスタロプラメン、プルゼニュにはピルスナー(プルゼニュスキー・プラズドロイ)、チェスケー・ブディヨウ゛ィツェにはブドヴァル。そして、ブルノといったらスタロブルノだ。 スタロブルノは、ブルノでは非常にポピュラーで、だいたい町中の飲み屋さんにはこの看板がかかっている。 スタロブルノ以外にも、高級店ではピルスナー、中華料理屋にはクルショウ゛ィツェ、等の住み分けはされている。 でも他のチェコの街ではあまり見る事は無い。プラハにも少し扱う店はあるらしい(T&Yちゃん情報)。 あと距離が近いからだと思うが、ウィーンでも飲み屋さん、あとビールを売りにしているようなレストランでは、オーストリア産のビールに並んでスタロブルノが並ぶ事がある。 私が初めてスタロブルノを飲んだのは実はウィーンのレストランにおいてだ。 はっきり言って、悪いのだけれど、ウィーン産、オーストリア産のさほど美味しいビールに出会った事が無い。最初の頃はそれなりに「ああ、やっぱりドイツ程じゃないけどおいしいな」と思っていたが、チェコ通いがはじまってからは、すぐとなりのチェコビールがあまりにも美味しく、かつ安いので、ウィーンでビールを飲むのはやめていた。だって、この国はワインの国ですし。(ワインはもう最高!) ウィーンで毎回会う友人がいつも素敵カフェやレストランを教えて下さるのだけれど、そこにビールの銘柄の一つとしてスタロブルノ生があった。 おお、チェコビールがある。でも飲んだ事無い銘柄だ、鮮度とかどうなのかな〜?注ぎ方も・・・とかいろいろ考えたけれど、折角のチェコビールだし、頼んでみた。そうすると、予想以上の味と香り。 意外、といったらスタロブルノに失礼だろうが、まさに大好きなチェコビールのそのまま味だった。味わい系、モルツ系、ほんのり甘み系。よし、ウィーンでは今後はスタロブルノで決定。と相成った。 そうなると気になるのは現地、ブルノでのむスタロブルノだ。 私は今まで、チェコビールのビール産地巡りを続けてきて、「工場の隣」「工場の中」で飲んだ銘柄も スタロプラメン、ピルスナー、ブドヴァル、エッゲンベルグ、ペガスと5つになる。それにもう一つ付け加えたくなった。大体ウィーンとブルノは特急で2時間の距離、プラハに行く際には必ず停まる町だ。 工場への行き方は、ブルノの駅を出たら目の前の大きな通りを4、12、13番市電沿いに左(西)に行く。丘の上に聖ペトロ聖パウロ教会を見ながら道は右へ(北へ)回り込んでいく。 十字路まで来たら左へ(西へ)。今度は市電の5、6番沿い。緩やかに坂道を降りていく道だ。 これをずっと道なりに行くと、大きな教会と修道院が見えてくる。遺伝の法則を発見した、メンデルが研究を続けた修道院。メンデル記念室がある。 スタロブルノの工場は、この修道院の裏手側にある。正面はバスターミナルに面している。 そしてそして、緑色の看板が建物の脇から出ているのがビール工場併設レストラン。 地元のオッサン達が、アイスホッケーの試合を見ながら昼間から飲んでいる。 働いているのは、注ぐ人も、運ぶ人も渋いおっさんだけ。メニューはチェコ語と英語の両方ある。 ビールは、バリング度(麦汁糖度)11%、12%、13%。 あと黒、ハーフ&ハーフ。他にもノンアルコールなどいくつかの種類があったようだ。 この中で、ここでしか飲めないように書かれていたのは、13%と黒生。 私が試したのは、12%と13%。 飲みやすくて味がある、チェコビールらしい味わいだった。あまり苦みはない。 13%は1%しか変わらないのにしっかり味が濃く感じる。 凄い美味しいがこれだと、1杯でお腹(というかビールを飲みたい欲望が)いっぱいになってしまうだろう。 次は11%から始めようと思っている。これを十分に楽しんで、最後に12%か13%で締める。という作戦。 Starpbrno +420 543 516 111 Hlinky 160/12 Brno 66147 Czech Republic http://www.starobrno.cz
by francesco-leica
| 2011-03-01 22:46
| チェコビール/ピヴォ
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