大傑作!!!!!!!!

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昨日、ヨハネの本番のあとで杉並からバスに乗ってアキヤマフルートへ。
バスのなかで、お客さんだろうか、ワタシの真後ろの女性が「今日のフルート」についてさかんにしゃべっている。居心地悪い(苦笑)。「ぼくのことですが何か?」などと振り返る度胸などまさかなく、(悪口なんていいだしませんように!)と念じていたけれど、甚く好評だったようで、よかった・・・。

秋山さんのところでは、ヘインズ用頭部管のリーサルウェポンを受け取る。
秋山さん自身「これは会心の出来だと思います」とおっしゃる自信。実に楽しみに受け取らせて頂いた。
一音吹いて、全く違う響きに衝撃。

手応えが充分ありながら、音は軽く、突き抜けてゆくような強さがあり、甘さがある。
いったいどうしたのでしょう。
とにかくどんなに吹き込んでも受け止めてくれるキャパシティの広さがある。

種あかしは、
ナント、歌口の台座、煙突(これも巻き管!)、リッププレートをセパレートに作ってからつなげた由。完全にロットのやり方。現代では普通、台座と煙突は一体型に作ります。煙突を巻くなんて、すごい。これで、まったく異次元の響きになります。驚愕。感動。感激。

ヘインズがヘインズでなくなった。
ロットとヘインズとパウエルを合わせて割ったような最強のいいとこ取り楽器になりました。

もともとヘインズのレギュラーは本当にいい楽器なので、それの良さ、音色、音の太さ、音程の良さ(まあ、ハンドメイドに比べてね)に加えて、さらに品格、音量、コントロール、さらにさらに音色の良さ。

ものすごく意地悪なお願いばかりしていました。
音はやや太く、でも色っぽい面白い音。首席用に高音スムーズに、でも低音もちゃんと。
深めに息がふけるように、でも角度を開いてもふけるように。
全て兼ね備えた楽器になりました。

良心にかけて言いますが、これはワタシが今までで出会ったなかで最高の楽器です。
もちろん、ロットもヘルムートも名器ですが、わたしに合わせて、わたしのために作ってもらったと言う点において特別であり、その要求に100%応えてくれたという点で特別であり、それが国内で、手の届くか価格で作られているということを心から喜びたい。

秋山さん、これを作った後で、これは絶対すばらしい、と確信したらしく、普段まずそんなことしないのに、楽器の記念写真を撮ったそうです。大当たりです。

吹くのが面白くてしょうがありません。
まだこれを含めて世界に2本しかない頭部管(もう一本は神戸の名手がお持ち)ですが、一度吹いたら、もうこれ以外吹く気がしなくなるほど。できないことが無いような気がする。
ちなみに銀食器の銀を使用した巻き管です。作るのは「できるけど、けっこう大変」だそうです。

コントロールが劇的に良くなりますが、所謂、吹くのが簡単、な楽器とは違います。
ある意味、プロ仕様かも知れません。ただ、これだけのことが音と音楽と、劇的に進化させてくれるということは間違いないと思います。

みんな、頭部管を変えるだけで、これだけ音が変わると言うのは気付かないといけない。
わたしは、生徒などに楽器について、これがいいあれがいい、などとは言わない主義ですが
(意見をもとめられれば言いますが、みんな好きな楽器を自己責任で吹けばいいと思う)、もったいないなあ、と思う事は多々あります。でも相性もあるし、それぞれのメーカーにしかない美点だってあるから、やはり自分で高い授業料を払いながら勉強していくしかないのかも。


今日からの新日本フィルでも早速使用。

この製法で(つまりは製法が違うのですよ)金で作ってもらったら、、、どうなるかしらね。
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by francesco-leica | 2011-01-24 00:24 | 日記 | Comments(0)


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