不思議きわまりない魅力をもった曲だ
本当に必要な時にのみ、歌わせる 劇中で、登場人物たちに議論をさせない、ただ運命に従う あからさまでなく、常に暗示的、象徴的な表現 これはほとんどがワグナーへのアンチテーゼと言うべきものだ ほとんどクライマックスというものがない、とらえどころの無いオペラ ただ、切れ目無くたゆたうように流れ、美しさの極地 5月21日(金)18:30 5月23日(日)14:00 すみだトリフォニーホール ドビュッシー作曲 / 歌劇『ペレアスとメリザンド』(コンサート・オペラ) http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0521_23t.html 以下転載 指揮:クリスティアン・アルミンク 新日本フィルハーモニー交響楽団 演出:田尾下哲 ペレアス:ジル・ラゴン* メリザンド:藤村実穂子 ゴロー:モルテン・フランク・ラルセン アルケル:大塚博章 ジュヌヴィエーヴ:デルフィーヌ・エダン イニョルド:アロイス・ミュールバッヒャー 医師、羊飼いの声:北川辰彦 合唱:栗友会合唱団 合唱指揮:栗山文昭 副指揮:佐藤正浩 CGデザイン:キノ・グラフィックス 照明:西田俊郎 舞台監督:幸泉浩司 主催:財団法人 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール 協力:オーストリア航空 後援:オーストリア大使館 『極限までの美、恍惚のひととき』 今シーズンのコンサート・オペラでお送りするはドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』。作品自体がオペラ史上最も重要な作品のひとつであるのは勿論、これこそアルミンクと新日本フィルの出会いを取り持ったオペラ。1998年小澤征爾指揮で上演されるはずだった(体調不良でシュワルツ指揮となった)オペラで、この時アルミンクが副指揮者として関わっていた。 あれから約10年、そのアルミンクが新日本フィルの音楽監督としてどうこの作品を作り上げるのか楽しみ。アルミンクの音楽性にぴったりの作品だし、キャストも磐石だ! 【あらすじ】 中世、架空の国・アルモンド王国。王の孫・ゴローは狩の途中森で道に迷い、泉のほとりで泣いている謎の乙女・メリザンドと出会う。神秘的な雰囲気を持つ美しいメリザンドに惹かれたゴローは城に連れて帰り、ふたりは結婚する。しかし、ゴローの異父弟・ペレアスとメリザンドの親密な空気に嫉妬するゴロー。やがて悲劇が訪れる。城を去る決心をしたペレアスはその前夜、泉のほとりでメリザンドに愛を告白する。抱擁する二人を見たゴローは逆上し…
by francesco-leica
| 2010-05-12 01:36
| 日記
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