カテゴリ:服飾雑記・靴( 34 )

マフテイ10足目

ウィーンではMAFTEIへ。
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凄腕職人の息子さんルシアンさんと奥さんが待っていてくれた。オヤジは今日お休みなんだ。と。
普段はルシアンさんは御自分の支店をポストガッセに持っていて、このキューンプラッツにはいないのだけれど、ヘルプだろうか。
このルシアンさんはあちこちで修行していて(ロンドンでも。確かロブ・ロンドンで、とオヤジさん言っていたような)、完璧な英国英語を話す、
素晴らしいセンスの職人さん。「真のウィーン人30人」という本でも取り上げられた人。
このルシアンさんと、奥さんとの1時間ほどの交流の濃さといったら!!
まず入るなり「アルニスですね!素晴らしい・・・。靴の茶色とあっています(今回はチャーチのぽってりしたチョコ色のライダーを履いていた)」
「アルニスが無くなったのはご存知ですか、とても残念だ」なんだなんだ情報通か・・・。
そして、靴を受け取り、次の注文を時間の楽しいこと、楽しいこと!
どんな服地には、この革、この色にはこの色、いや、春の風のなかを歩くにはこの革がぴったりです。
あなたは今日のようなカシミアの(よく見ただけでわかるな)セーターはよく着ますか?ならこの色で・・・。
ガルーシャは、「あなたには似合いません」とも(これはこれでうれしかったな、僕も嫌いなので)。
象革はものすごくリコメンドされました。
地球の一部の気持ちになれる靴。とも。
次次回はこれでいくかも知れませんが、今回は明るいアンティークフィニッシュ(「私が自分でパティーヌします」と)の茶色による、
センターシーム(「オリジナルは父も働いていたルドルフ・シェアですが、うちのいちの得意モデルです」と)、アルニスと共に旅に履いていく靴、
というコンセプトで、ハーフラバーソールにしました。
あとは象革のベルト。

楽しみで、楽しみで。

それにして、ウィーンでこんな英語で喋ると思わなったので、冷や汗が出たよ。もっと英語も勉強しないと。
そして、なんと、ルシアンさんの奥さんはウィーンのアカデミーで勉強した歌手でした!!
音楽の話で盛り上がりました。素敵な方でした。うれしい!
私、靴のことはなんにもわからないの、と。

マフテイ、ルーマニアに工房をできて、ニューヨークでオーダー会が成功して、次はパリでやりたいとも。
いまからパリのテーラーで受け取ってくるんだ、といったら目を輝かせて「チフォネッリ?カンプス・ルカ?」と。
本当に詳しいですね、ルシアンさん、スマルトでヘッドカッターをやっていた若い日本人だよ、というと、噂には聴いたことがあるようでした。
その彼にも我々の靴を見せてきてください。と。

今回の完成品、記念すべきマフテイ10足目。素晴らしい出来だった。
オヤジさんがドヤ顔で「世界で私しかできない」と豪語する美しいノルヴェージャン製法のモデル・アレクサンドル。
ジョンロブ・ロンドンも、ノルヴィージャンの依頼は全部親方に頼むようです。以前オーダーシートや木型を見せてもらいました(ブログには写真、載せるなよと言われて)。

ステッチも本当に美しいです。そして意外に返りがいい。
以前はくるぶし周りが硬くて、いつもトンカチでドンドンしてもらってから履くのですが、それも必要なかった。
オヤジさん、乗りに乗ってます。
それでも、実に実に、グットプライスです。
絶対に、日本の靴好きにもおすすめしたい。
最初はオヤジさんの自分の名前をつけている外バネのモデル、アレクサンドルを勧めたいな。
エレガントでほかにも合わせやすい、いいデザインです。
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by francesco-leica | 2014-01-11 01:38 | 服飾雑記・靴 | Comments(2)

マフテイ9足目

少し前に、この日のこの時間に行きますよ、とメールをしておいたら、ウィーンに着く頃に、お待ちしています。というお返事を貰いました。
私のずっと担当だった、アンカちゃんは、結婚して子どもが生まれて、もう今は工房に出てきていないようです。

行くと奥様が迎えてくれました、彼女も職人です。すぐに親方に電話して、「Herrキタガワがきたわよ」と。奥から一足、靴を持ってきて下さいましたが、私は自分がなにをオーダーしたのかさっぱり忘れていました。奇麗な茶のストレートチップを見て、「奇麗だなあ、次はこれをお願いしようかな」と言いますと、笑って「これ、あなたの靴よ」と。世間話や、先週の大寒波の話、奥様の履いているモコモコ入りなのにスタイリッシュなブーツ(もちろん親方謹製)の話などしてからさっそく試し履き、新品にありがちな履き口の固さのみやや気になる程度、あとは当たりも無く、靴底からアッパーまで柔らかく包み込む素晴らしい履き心地です。そのうちに親方、いつものセーター、なかにモコモコの入った冬用靴の紐も結ばずに現れました。やあやあという感じで握手して、実に気に入った旨伝えます。
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さっそく、次のオーダーの相談をしようとすると、珍しく、親方のほうからいろいろな最近のマフテイのモデルについてレクチャーが始まりました。
以下、談。

最近のヒットはノルウェージャン製法。
これは古い技法で、でも私にとっては今までやったことのない新しい技法だったけれど、私はあたらしいやり方を勉強したよ。そして、ほら、こんな奇麗に作れるようになった。ウィーンでこれをやるのはシェアとバーリントとウチだけだ。こんな細かい奇麗なの他にないだろう?この製法はもともと頑丈でゴツいものだけど、私のはさらにエレガントであることを目指した。ほら持って、軽いだろう?、それに反りもいいんだよ。すぐに馴染むよ。(たしかに、ダブルソールだけれどこれ見よがしなゴツさが全くありません、完全にウィーン風の雰囲気に落とし込んでいます)

あとはパティーヌにいまハマっているんだよ。白い革に(工房の奥から白い染めていない革を持ってくる)、自分で色をつけていく、とても面白いんだ。いろいろな色にできるからね。(そして「アート、art」と繰り返して言いました)
あと新作のラストも見ていってくれ、より細長く、エレガントなものを目指したんだよ。

これも見てくれ。ホールカットのワンピースだけど、踵に縫い目がないんだよ(こりゃすごい・・・、と言うと、親方、見事などや顔です)。

ウィーンに8人のマフテイ姓の職人がいる、うちは先祖代々靴職人だったよ、おじいさんも、おじさんたちもみんな靴職人。わたしはシェア(ルドルフ)で働いていたよ、他のマフテイのやつもそうだよ。いま、マフテイという名の靴屋はウィーンに3軒あるんだよ(ひとつは親方の、もうひとつは息子さんの、もう一つあるらしい)。

(家族写真や、工房の写真が飾られているのを見ていると)うちにはノルウェーのオスロから若い子が3人修行にきているよ。

ウィーンで有名どこだとシェア、バーリント、マフテイ、マテルナの中でも、うちが一番、値段が安いんだよ(笑)、いい靴を作っているんだけど。
(これだけいいもので値段も安くて、日本で展開しないのですが、と訪ねると、「私がもっと若くて元気ならいいけど・・・ただ、ここでいい靴を作る事が大事なんだよ」と。そして、日本人の顧客が増えてきたことをとても喜んでいました)まず最初の日本人のお客から、多くのことを学んだよ。(わたしがブログを愛読する、あの方です)彼がオーダーしたのは宝石(ビジュー)のような靴、彼はシェアとクニーシェのお客で、ロンドン、パリいろいろところで靴を作っていたからね、とても印象的だった。今年に入って、日本人のお客が二人きたんだけど、二人とも、シェアオリジナルのセンターシームをオーダーしたんだよ、これに驚いた。珍しいモデルで、こちらの人はあまり履かないからね。日本人は靴を履く事を楽しんでいる、それはとてもいいことだよ。




お互い不慣れなドイツ語で誤訳もあるかもしれませんが、
親方、明らかに以前と違います。もともとは実直系というか、小柄でやせて、押しの強い感じではないのですが、なんというか、もっと自信に満ちあふれていて、オレはオレしかいないんだ!という職人の自負を強烈に感じました。しかし、よそは駄目、というようなニュアンスは全くなく、特にシェアには対しては大きな親愛と尊敬を寄せている感じがわかりました。それでもそのなかで、いかにマフテイが優れているかということを一生懸命話してくれました。かつてなかったのは、他のいろんな都市の靴屋の名前が(クレバリーとか、ベルルッティとか)口からできてきた事、そして、印象の残っているのは「エレガンテ」という言葉をかつてなく多用して話してくれたことです。パティーヌや細長いラスト、新しい知識の吸収にどん欲で、もう絶好調という感じです。そして最後に一言、ウィーンの靴が一番だよ、と。


そして、これは話していいのかな。ロンドンのロイヤルワラントを持つビスポーク靴屋が、底付けを親方に依頼している、ということです。昔からの関係だったそうですが、特に最近、ノルウェージャン製法の依頼が多いそうです。記念に、といって、オーダーシートをくれました(外には出さないように、と念を押されたので掲載はできませんが)。あのシェイプの木型がゴロゴロ段ボールに入って、オーダーシートの控えのファイルには、あの王室マークのついた紙がわんさか。ロ*どうです?と聴くと、まず、いい革だね!と(笑)。でも、ウィーン風の靴のほうが好き、とも。つまり、うちは*ブと同じクオリティの靴を作っているんだよ、それにしちゃ安いだろう(苦笑)。とも言っていました。確かに。ここほどCPの高い靴屋さんをほかに知りません。
親方と奥さんは英語が話せないので、ドイツ語が話せるととても具合いいのですが、名職人の息子さんは英語ペラペラですし、ウィーンを訪れた方は是非、ナッシュマルクト近くの工房を訪ねてみてください。この円高、さらにCPの高さを感じる事ができるでしょう。工房の目と鼻の先に、私の一番好きなコーヒー豆屋さん「Alt Wien」もあります。
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あと、とにかく私がマフテイが好きなのは、シェアは別としてウィーンの他の靴屋さんのなかでは最も穏健かつ繊細な雰囲気を感じるから、いや、いうなればウィーンのシェア以外の靴屋さんの中ではシェアに近い雰囲気を感じるからではないでしょうか。バリントもマテルナも、弾丸シェイプに重厚なボトムのウィーン風(東欧風とも言うか)の素晴らしい雰囲気ですが、それに対して皇室御用達のシェアはもっとおとなしく、品があり繊細な雰囲気を持っています。私にはバリントとマテルナはちょっと私が履くにしては重厚すぎるように感じています。次になにを頼むかは悩みましたが、せっかくの一押しのノルウェージャン製法のアレキサンドリュー(同一モデルでもう3足目)のスコッチグレインにしました。ツイードかなにかに合わせるようなカジュアル靴です。
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by francesco-leica | 2012-02-23 13:49 | 服飾雑記・靴 | Comments(0)

ライダー

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チャーチのチャッカーブーツの名品「ライダー」をウィーン最後のお買い物でゲット。
週末の夜に散歩していてショウウィンドウに並ぶライダーと、その値札を見てビックリ仰天。帰国する月曜日の朝の開店と同時に駆け込んで購入し、そのまま飛行場に向かいました。

丸っこいチャーチらしいシェイプです。
空前の円高&冬のセール中で、ずいぶんとお安く手に入れる事ができました。
やはりこの季節のヨーロッパ、いいなあ〜。

わたしにとっての初チャーチです。
うちの父はチャーチ&マスターロイド派なのですが、それを見ていると、無骨で当たり前な靴らしい感じが実に好ましく、いつか欲しいなあと思っていました。ディプロマットやコンスルもいいのですが、私がまず欲しかったのチャッカーブーツでした。旅行用にいいなと思ったのと、クレープソールにも興味津々。
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by francesco-leica | 2011-01-11 23:25 | 服飾雑記・靴 | Comments(4)

マフテイ8足目

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なんという久しぶり、2年振りのマフテイ訪問。
時は流れる、担当のアンカは結婚し、子供が生まれ、早い時間は出て来れなくなった、との由、朝一番で工房まで行くと、親方と奥さんが出迎えてくださる。

きれいなボルドーのボタンアップブーツが出てきました。お待たせ!と心の中で声をかける。
親方自ら履かせて下さる。
「最初はボタンも固いから、だんたん柔くなるよ」結構な怪力で、ボタンを締めてゆく。
結構キツいな・・・。2年で相当軟弱になったわたしは思います。
でも全部ボタンを締めてすっと立つと、なんというか、心の高揚感を感じる。
右足の小指と踵にちょっとだけ当たりを感じるのでそれを指摘すると、すぐにちょっと柔らかくして来て下さり、当たりは解消。

いやあ、きれいだなあ。
「親方は真のマエストロですよ!」と言うと、
親方照れてしまったようです。「いやいや普通、普通」(ノマール、ノマール)とお返事。

お次はダービーのちょっと変わり種のフルブローグ、茶のアンティークフィニッシュをお願いしました。その次なのですが、一足くらいいいよね、大人だし・・・と、人生初のクロコ、あるいはエイを検討中。
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by francesco-leica | 2011-01-08 14:26 | 服飾雑記・靴 | Comments(4)

黒靴、いや茶です。いや、黒か。

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三陽山長の弦六郎。
伊イルチア社の良い革を使っています。
これ、実は茶靴です。黒にみえるでしょう。

年末、いつも行く二子玉川店で店員さんとお話しているとき、サンプルに置いてある弦六郎(ロブのフィリップっぽいパンチドキャップトゥ)の色の複雑さと艶を褒めたら、それは店員さんが趣味で色乗せしたものだと判明。ちょうど、新しい仕事靴(黒)を探していたところでしたので、無性に欲しくなりました。実は本番の黒スーツも、ミッドナイトブルーに黒のパイピング、という反則技を有田さんにやって頂いていまして、黒のような茶のような黒靴、にいたく惹かれました。
銀座店にあったのを取り寄せてもらって、それを「名人」にカラーリングして頂きました。「黒靴と言い張れるくらいの濃さ」に、そして「太陽光の下では『あれっ』と不思議な色に変わる」というお願いをさせて頂きました。主に黒と紺を主に載せて頂きました。
新木型の2010も実にいいです。私の足に合います。薄く、踵を小さく。

まあ、なんと美しい。
イルチアは色乗りと艶は大層いいが、雨には弱いそうです。
晴れた、なにかいい本番の日に下ろそうと思います。

三陽山長、どんどんよくなっていると思います。
私は友二郎を3足(すべてデュプイのサドルカーフ、木型201のゴム底、木型201のクォーターブローグ、木型200のシンプルなの)、サージェントに別注したコンビ、それにこの新しい弦六郎と、これで5足になりました。コンビ以外は全部黒。
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by francesco-leica | 2011-01-03 22:33 | 服飾雑記・靴 | Comments(2)

MBT

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MBTってご存知ですか?
近頃流行っているみたいですね。
フランスから来日した友人がこれをみて「Oh! MBT!」と。向こうでも流行ってるらしい。

柔らかい土の地面の上を素足で歩く感覚を再現した、という靴です。
これを履くと、足下が安定せず、不安定になります。
そこで無意識にバランスをとって身体の真ん中で立つ、歩くようになるというアイデア商品です。

このフワフワの健康シューズ、気に入っています。
実は新日本フィルで大流行り中で、何人もの人から薦められていました。
はじめて足を入れた時から、その不思議なフワフワの感触に病み付き。(な、なんだこれは!という新鮮さです)

自然にバランスを取って身体の中心を掴むことが身に付くので、楽器の演奏にいい影響があるかな、と期待しています。ただ、まあ、とにかくまずは面白いことに尽きる。
(音も変わります、確かに。どっしり安定した響きになります)

最初は半分冗談のつもりで、一番周りに受けそうな、普通なら絶対に履かない赤いスニーカー(写真の右側)を買いました。履いてみると案外いい感じでヘビロテになってきたので、色違いを最近買い足しました。

一日履いていると、ふくらはぎやももにはっきりと、心地よい疲労が感じられます。
あとお尻がピリピリ筋肉痛になる。それに反して膝や腰には負担軽減。
面白がって家族の分も買ってきました。

スニーカーにしちゃ高価なものですが、まあ、面白いこと請け合いですから歩くのが好きな人、ブログの話題作りにしたい人は試してみては・・・?

http://jp.mbt.com/


これの革靴もあるのですが、さすがにね〜(笑)はっきり言ってかっこわるいんですよ。
ファッションとしては外し系ユル系小物として使うことを勧めたい。

これを初めて履いて街を歩いていたら、一緒にいた子に
「もりおさん、今日はなんだかソワソワしてる・・・?」と言われました。
「え?」と足下を見ると足が不安定なので確かにカクカクイライラソワソワしています。

次の日に新日フィルの愛用者にその話をしたら
「そうそう、わたしも最初『今日はウキウキしてるね!』って言われました」

今では慣れてぴたっと、と止まりますが、最初の数週間はソワソワしています。
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by francesco-leica | 2010-12-25 23:02 | 服飾雑記・靴 | Comments(2)

マフテイが壊れた!

2009/2/9(月) 午後 2:26にヤフーブログに投稿したものを再掲。

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ガンっ!と躓いたとき

なーんかいやな、「ぐしゃ・・・」って感じがしたのです
近くの駅から自宅への夜道
うちまであと30秒くらいのところでしたか
なにかにつま先をぶつけて、つまずきました
ここまでは割とあること
(ああ〜マフテイちゃんごめんよ)
と思い、すぐに気を取り直して家に急ぎます

ん?
なにか変...

躓いた左足が、ちゃんと地面につかないのです
さらに左足を踏み込むと「ボキッ」思い出すだにぞっとする音がします
何かが折れるような感触も
私自身は痛くも何ともありません
(変なのは靴だ!)
暗いからよくわからず、急いで家にかえりました
家の近くでの出来事だったのは不幸中の幸い

玄関で急ぎ見ると

ぶつけた衝撃で
つい先日にオールソールしたばかりのマフテイの
底の前部1/3が無惨にはがれています
そして木釘がまるでお魚の「歯」みたいにザクザクとあらわれ
何本かは折れているのが見えます

先ず思い出したのは
「チャプリンの黄金狂時代」の靴を食べるシーン
あれ、木釘の靴なんですよね〜
おかしいことに、あのシーンを思い出して
こうなってたのかあ、と納得してしまった

それにしても
ああ・・・やっちまった
おそらく木釘は後から水分を吸って、なかでがっちり固定されるのですが
オールソールされたばかりで日も浅く、雨にもあたっていなかったので
靴の中で乾いて緩くなっていたのでしょう

いやあ、落ち込みました

靴磨きのブリフトHの長谷川さんの紹介で、最近修理をお願いに出し始めたブラスさんに見て頂くと
とりあえず、はがれた部分のみをハンドソーンで縫い直すことが可能とのこと

以前、大手の修理屋さんで同じくマフテイの修理相談をしたときは
木釘の靴はやらないので、全てマッケイで直す、と言われてあきらめたので
それは助かります、とお願いしました
つぎにマフテイ行ったときに、後の事は相談することにしましょう
お値段も、お安いねえ、うれしいねえ

今、その上がりを待っています


ブラスはオリジナルの黒ブーツがまたかっこいいのですが
いつの日かオーダーしたいですね



ブラス シューリペア アンド プロダクツ
東京都世田谷区代田5-8-12 Tel&Fax/03-6413-1290 E-mail/info@brass-tokyo.com 
営業時間/12:00〜20:00 (水曜定休日)
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by francesco-leica | 2010-09-20 22:39 | 服飾雑記・靴 | Comments(2)

Keds × BEAMS BOOSTER

2008/11/30(日) 午前 2:07にヤフーブログに投稿したものを再掲。

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やっと手に入れました

KEDSのブースターの紺
数年前、鎌倉の某茶廊にてご店主にお勧め頂いて以来
探し続けてきました

そのとき別注品を出したオシュマンズでは私のサイズは売り切れ
そのあともう一カ所別注をだしたところがありましたが
それも私が探し始めたときは売り切れ

ちょっと奇麗な色のソックスでも履いて
足下をかるーくしたいとき、でもスニーカーは履きたくない、という時
どれだけ重宝することか・・・欲しい

とうとう
ビームスが別注でやってくれました
ビームスから送られてくるメンバー向けのメーリングリスト、いつもなら読み流して捨ててしまうのですが
今回は目が釘付け
恋いこがれたあいつではないか!

すぐに近くの二子玉川店に電話をいれると
危機一髪、「当店の在後はもうないが、銀座に残っている」とのこと
それを取り寄せてもらいました
うう、よかった
私のサイズ8.5(25.5cm)は売れ筋のようです
それにしても不思議なサイズ表記だね
私のUSサイズは7~7.5なんだけど・・・

履いてみると
軽くて、きれいで、底のゴム底がクッションになって、気持ちよいものです
耐久性はあまりなさそうですが
ちょっとした「外し」アイテムに活躍してくれそうです

あるいは部屋履きにもいいかも知れません
残りも買っちゃおうかな・・・
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by francesco-leica | 2010-09-20 22:38 | 服飾雑記・靴 | Comments(0)

マフテイ7足目

2008/11/4(火) 午後 11:48にヤフーブログに投稿したものを再掲。

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先日ピックアップしてきたウィーンの靴工房マフテイでビスポークした
7足目です

初めて紐靴ではないもの、ローファーにチャレンジしました
革はチョコレート色のスエード

工房に閉店ギリギリの18時ちょっと前に行くと
私が行くことを伝えてあったので、すぐにアンカが靴をもってきました
「暫く来ないからホコリがついてしまったわ」
と手でぱんぱんゴミを払います

一目見て、ちょっとびっくり
私は今までの(6足目までの)紐靴と同じラストを使ってローファーも作るのだと思っていました
オーダーする時もそのように聞いていたのですが
見ると明らかにいままでと違うシェイプです

短めでスッキリ顔
ローファーらしい形です

履いてみると結構タイトです
左右の差も微妙にありますが(私は右のほうが大きいので)
見たところほとんど同じ形です

長いフライトの直後に取りにいったのでむくみとかもあるのだろうと思って
そのまま受け取りました
細かい仕様はマフテイさんにお任せしてあったのですが
初めて、木釘ではなくて普通のハンドソーンウェルトになっていました
底が木釘の時より大分薄いです

そのとき履いていったマフテイをソール張り替えの修理に出したので
帰り道にはもう下ろして履いてかえりました

履き始めは「大丈夫かな」と思うくらいタイト(きついというか、ぴったりしている)ですが
時間が経つ程にしっくり馴染んで平気になっていきます

惜しいことに、あるいはちょうど良く
欧州で履いていた数日は雨が続き
せっかくのスエードはビショビショになってしまいました
アッシジ、ローマで2度にわたり一度水で全体的に拭って再生を図りました
そのあと帰国後に履いたときも出先で雨にあって
なんと下ろして10日で3回、雨にあうという過酷なデビュー

また洗って乾かす
でも、そのおかげというか、なんとも雰囲気が出てきました


次作は
これまた初オーダー
ボタンアップブーツをお願いしました
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by francesco-leica | 2010-09-20 22:37 | 服飾雑記・靴 | Comments(0)

ブリフト・アッシュ通い

2008/9/23(火) 午前 2:02にヤフーブログに投稿したものを再掲。

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表参道は最近、超お気に入りの靴磨き
ブリフトアッシュ

ここは「私の服屋さん」、テーラー&カッター by Kazunari Arita の2階上、という場所もあって
T&Cによる際には、ついで、などといっては失礼だが、必ず寄るようにしている

代表の長谷川さんは相方の明石さんとともに靴磨きの世界に革命を起こそうとしているようだ
最近はメディアへの露出も増え、(長谷川さんはかなりビックなお客さんを多数抱えておられる)忙しそうに、そして楽しそうに仕事をなさっています


音楽のながれるおしゃれ空間で、冷たい飲み物を頂きながら長谷川さんと会話を楽しみながら、靴を磨いて頂く、極上に気持ちのよい時間

今日は銀座で買い物のあと、表参道のグローブトロッターのお店「バルカナイズ」、英国靴の名店「ロイドフットウエア」、そしてここ「ブリフトアッシュ」、最後にT&Cという黄金ルート

お気に入りのフィレンツェの名職人ウゴリーニさんがラストを作り、それをブダペストのVASSがフォローして制作したハンドソーンの靴を磨いて頂きました

この靴は革がいい
3年くらい前に現地でサイズオーダーして購入したこの黒靴、うちの靴の中でも最高レヴェルの革です
しなやかで、肌理が細かく、ちょっと磨けばピカピカになります
ですからいままで、殆どクリームを使わないで磨いていました
ブラシに残った油分と水だけで出かけ際にちゃちゃっ、と磨けばそれでOK

そんな革を長谷川さんの魔法にかけたらどんなになるだろう、と期待して・・・

そんな期待に見事に応えて下さりました
長谷川さんは鏡面仕上げで有名なかたですが
その理想はぴっかんぴかんのツンツルリン、ではないのです
「雨でびしょびしょに濡れて光っている状態」これが彼の理想のイメージ

闇雲に光らせるのではなく
「自然に濡れた感じ」に拘っていらっしゃいます

カラーリングのセンスも素晴らしく、研究熱心です
以前、大事な友人をお連れして、彼の歴戦のリーガルをちょっとアンティーク調に磨いて下さったときは、私も友人もおもわず「おおおお〜〜〜っ」と感嘆の声を上げてしまいました
くすんだベージュのしかも相当履き込んだ国産革を、まるで古い木製家具ような感じに仕上げて下さったのです

仕事はとにかく速い!そして丁寧です
ソールに油分を補給するドイツの自然素材から作る抗菌にもなるオイルを塗って下さり
コバの簡単なケアもしてくださり
靴が喜んでいるようです
自分で磨くのも楽しいのですが
目の前でプロのわざを見ると勉強にもなるし
自分が何十分もかけてやる事を、それ以上のクオリティでパパッとやられるのをみると
時間を買っているような気もします

お店には若手ブーツ職人BRASSの手作りブーツのサンプルや
自然素材だけでつくるドイツの革ケア用品TAPIRのラインアップ
中古のお買い得靴
最近始められたイタリアの超高級ソックスなど置いてあり
長谷川さんの話もおもしろく
あっという間に時間が経ってしまいます

磨いて頂いた靴を履くと
まるで違う靴
きれいな靴は自分に自信と勇気をあたえてくれる

そんな素敵な仕事を私よりも若い青年が志しておられるなんて
とってもうれしく、この先の靴人生は安泰だ、なんて冗談のようなことを思います


写真は帰宅直後に撮ったもの
向かって右の靴の甲の小さな傷に見えるのは、私が一日持ち歩いていた傘の先が触れてしまった部分で
このあと指で2、3回なでたら消えてしまいました


極上の濡れた感じ鏡面磨きドリンク付き 1575円
結構病みつきです(笑)
最近は季節柄、女性のブーツを磨くお仕事も多いみたい

東京都港区南青山
6-3-11 PAN南青山204
TEL:03-3797-0373
OPEN:12:00~22:00
CLOSED:火曜日
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by francesco-leica | 2010-09-20 22:36 | 服飾雑記・靴 | Comments(0)