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海の交響曲

めっちゃくちゃかっこいい・・・!
ヴォーン・ウィリアムスの『海の交響曲』です

明日から練習開始
イギリス気違いとしては楽しみにしないことがあろうか(反語)
もうね、楽しみなんですよ

テイストとしては、やはり同時代のエルガーと似ている
もっとこちらのほうが取っ付きやすいかな

保守的というか、よい趣味って感じで、聞きやすく、入り込みやすいのですが
もう
兎に角
大オーケストラと大合唱とソロのいわばオラトリオ的作品です

いやあ、「かっこいい」という台詞はこのきょくのためにあるかのようなかっこよさ

ご安心下さい
チャイコフスキーのような(なんて言えば、いいのかな・・・)
えーと、ああいうかっこよさではありません
もっと、なんというか
微香性です
品位ある告白です

ひとつ可笑しいのは
海の交響曲なので、海をたたえるのかと思いきや
結局、海に漕ぎだしてゆく人間をたたえています
さすが海を制して世界を制した英国の曲ですね
西洋人って感じ

最近、廉価版でヴォーン・ウィリアムスの交響曲が全集になってきけるようになりました
有名な7番『南極交響曲』も映画音楽のようなかっこよさ
クラシック音楽でお行儀よくノリノリになって
秩序あるなかで「ああああ〜〜〜〜〜・・・」と酔いしれたいかたに
エルガーと並びお勧め致します

『海の交響曲』に関しては絶対実演がいいに決まっている
あの声の入る曲の迫力はもうどんなスピーカーからも再現できないからです
酔いしれたい方は是非いらして下さい

2008年3/15(土) 6:00p.m
東京芸術劇場シリーズ 第95回 

指揮=大友直人
ヴァイオリン=大谷康子
ソプラノ=サリー・ハリソン バリトン=オーエン・ジルフーリー
合唱=東響コーラス 合唱指揮=辻 裕久

ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 ホ短調 作品64
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲 第1番 「海の交響曲」

S\7,000 A\6,000 B\4,000 C\2,000

http://www.tokyosymphony.com/concert/geijutsu2007.html#20080315

〜〜〜
今日はいろいろまた忙しかった

仕事の合間になんとかエルガーの交響曲を、2番、1番の順に聞くことが出来ました
それにしても・・・
何回聞いても死にそうに感動できる
LSOもサー・コリン・デービスも大好きだしね
全部分かっている紳士って感じじゃないですか

いつも思うのですが
特にエルガーの一番に感じる「ブルックナー的」なもの、なんなのでしょう
ぶっきらぼう、だから?

たしかにエピソードはその度に完結して、次に切り替えがあります

僕は、にょわ〜〜〜永遠に転調しながら続くなんでしたっけ「ムゲン地獄」ではない「無限旋律」みたいのが結構苦手でといってももちろんパルジファルなんて本当に素晴らしくてつい最近もデートしていた時に普通の喫茶店がなにを血迷ったのかBGMにパルジファルを最初から流しだしてあまりに素晴らしくてそこから全く話に集中できなくなりお相手の機嫌を損ねてしまったくらいもちろん素晴らしいとおもっているのだけれど簡単に言えばワグナーを聴いているときって誰でも顔が結構怖いかも(いろんな意味で)同じようなものでもR.シュトラウスの時は全然怖くならないみたいな差かなブルックナーは非常に凝っているし最後は実に形式的にも調性的にももの凄い大冒険をやって自らの枠を越えていく人なのだけれど一つ一つのことはきちんきちんと律しながら先に行くというか句読点がないともうよくわからなくなってきたのでこのくらいにしてなぜエルガーがこんなに心に共感の嵐を呼び覚ますかはいつかゆっくり考察してみたいと思っていますが聴いているときに顔が恐くなる曲はいやですねえ

今日はエルガー1番の第3楽章の始って1分くらいで低いDの保続音がコントラバスにブーと出て来るともうぞわぞわぞわぞわっ、となりましたねえ

本当にエルガー、好きだ
ああ、吹いてみたいな、1番、指揮してみたいな

〜〜〜

3月10日は東京大空襲の日

今日は夕焼けが奇麗な日でした
by francesco-leica | 2008-03-10 23:29 | 日記


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