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命の洗濯

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来てしまいました、八丈島

何しに

と、聞かれても困ります

命の洗濯…とでもいいましょうか


とにかく、ノリで来てしまいました


本当に来てしまった
来てよかった

同行者は全員訳アリ男二人、なんなんでしょうねぇ

昔からの仲良しです

飛行機の中では、女性がくわわらなかったことに若干苦情もでましたが(笑)
まあ、それは次回…

フライトは快調そのもの、伊豆諸島がよく見えます

着いたらもう、南国!

レンタカーを借りて走り回ります

昼は名物の明日葉の手打ちウドン
天ざるにしましたが、明日葉と海老の天ぷらおいしかった!

そのまま八丈富士の6合目まで行きます

牧場で出来立ての牛乳を飲みながら、のんびり景色を眺めた

そしてついに八丈富士登山へ!

かなりいい気にハイペースで登りました

いい景色…最高

雉の親子でてきたり、耳をすませば海鳴りが聞こえます

一時間で外輪山に到着、道なき道を山頂によじ登ります

海軍の対空監視哨跡があった

一番高いとオボシキ岩山で内輪山に絶叫!

物凄いコダマ!

空は青い、海は青い、島は緑…

祈らずにはいられませんでした

そして嫌なことは全部リセット

世界を征服したような気持よさ

なんてこの山の上にいるのは
僕とさとちゃんだけ!
(同行のT御大は腰痛でリタイア)
最高!

何度も絶叫した
写真は山頂のさとちゃん

下山しながらもう膝が笑いだしました


ホテルで海をみながら風呂に入って
タクシーで夕食へ

いやはや
八丈島最高

島寿司うまい!
イカさしみうまい!
海亀うまい!
焼き里芋に酒盗をどばっと掛けて食べるの、最高!
岩ノリを焼いたの、最高
明日葉てんぷら、うまい!
クサヤうまい!
とび魚フライ最高!
珍味ブドうまい!

醤油に青唐辛子潰していれて、さらに島唐辛子を振りかけるのがいい


そして
焼酎最高~

いやはや、なにをのんだかもう思い出せない(笑)

人生初、酔いつぶれかけました…
かなりレアな青酎の、尋常でない香りに悶絶

昨夜は9時にもう爆睡

今、朝風呂いってきました

海が綺麗…

今日も楽しみです

絶対にまた来よう




〜〜〜
以下はヤフーブログに投稿したものを再録。


趣味、旅行、とか言っている割に、国内旅行は仕事以外あまり行きません
旅行が仕事のようなこの業界ですが
演奏会の後は打ち上げ→ホテル→翌朝移動
と、あまりその土地の風土に触れるような余裕はありません
早起きしたときなどはちょっと散歩くらいしますが
まあ
おいしいものを一つ覚えて帰るくらいがやっとでしょう

今回は久しぶりに
旅行を目的に旅行、しかも国内!
というものを友人達と行いました

いわば、命の洗濯旅行!

向かう先は八丈島です
案外近くて羽田から45分のフライトでつきます
飛行機の本数も多く、意外や意外、来やすいところにあります
もちろん、悪天候などになれば何日も連絡不可になる孤島ではありますが
もっとみんな、気軽に来てもよいものでしょうね

同行は私いれて三人、男三人旅なんてこれもまた初めて、
かなりマニアな昔からの同業仲間
始めは女性陣をぜひ誘おうなんて言っていましたが
まあ、終ってみれば、これはこれで、このメンバーだからしかできないおもしろい事がありましたね

フライトは快調そのものでした

海は青く、空は青く・・・
大好きな海軍航空隊の南方進出ルート
壮烈な特攻隊初期の第二御盾隊の進出ルートであると思うと厳粛な気持ちにもなります
(八丈島で給油したのでした)

私が似ている、と言われる北大医学部から海軍軍医になって
おそらく小笠原近海で戦死した海軍少佐のおじさんの近くに向かう旅でもあります

御蔵島などキレイに見えます

島が近づくとまさに南の島!
緑濃く生い茂り、かわいい家がぽつぽつとたっています
両側が山、まさにひょっこりひょうたん島です
旧海軍の飛行場を拡張した2000m級の立派な空港です

レンタカーを借ります
島の車は殆ど軽自動車、借りたのも軽自動車ですが
坂道があるとキツいなあ・・・
運転は同行のTさんにお願い
あとの二人ともペーパーです(笑)

腹がへったのでまずは昼飯
オススメの手打ちうどん一休庵へ
カツカレーうどん!!惹かれますが
普通に天ざるにします
ここの特徴は島の名産、明日葉が練り込んである事
モチモチうまかったですよ
「根の津」と比べては、いけません(笑)

そのまま、すっ飛ばして山の上へ
ふれあい牧場で牛乳を飲みながら(おいしい!)眼下の飛行場を悠然と眺める
背後の八丈富士が呼んでいます!!
いっちょう登るか〜!
ここいらのノリが男だけだからできることかな
かなり山登りキツかったです
写真は山頂にて、Sくん撮影
眼下に緑の島の全て、青い空、青い海・・・すばらしかった
ここは二重火山ですので
内側は断崖絶壁、そのなかにもう一つ小さな山があり
外輪山、内輪山の間はうっそうとした恐ろしいジャングルのようです
ヤッホーとやりますと
もの凄いコダマ!!
感動しました

最後の稜線伝いの岩登りは私も小さい頃から登山はしていますが
かなりワイルドかつ危険なものでした
ここをマフテイのビスポーク靴で登りきった私・・・
Vn奏者の癖に軍手無しで岩にはりついたSくん・・・
あ、Tさんは持病の腰痛が悪化してリタイア・・・
おもしろいのが、最後の稜線で休んでいると6合目のTさんから電話
「なんか声が聞こえるんだけど・・・」
相当離れているんですが、話し声がはっきり聴こえるそうです、不思議

耳を澄ますと、鳥の声、風の音と一緒になんと海鳴りが聴こえます
素晴らしい経験でした

いやあ、たのしかった。Sくんは芸高からのもう兄弟分です
これからも、一緒におもしれーことしていこーぜ、と話し合いました

ホテルに戻ってデカイ風呂に使って海を眺め、ゆったり疲れを取りました

次はついに最大イベント、島料理と焼酎浴びせ倒し的夕食です

タクシーで梁山泊という、島一の「高級店」に向かいます
感じのいいご店主と、島っぽい親切なお姉さんがいます
さあ、
もう食べまくり、飲みまくり

島寿司は要予約ですが、やはりうまいなあ
醤油に島唐辛子を潰して入れ、さらに乾燥島唐辛子をいれたのなんて最高
アオリイカの刺身もねっとり美味
Sくんはウミガメのスープに昇天
焼き里芋に酒盗をどばっと掛けて食べるの、最高!
酒盗なんて貴重品で、ちびちび食べるものでしたが
もう、どばっと、手でむいた焼き里芋に懸けてハフハフ食います
岩ノリを焼いたの、最高、すばらしい香り
明日葉てんぷら、いやあ、うまい!
春飛のクサヤうまい!全然臭く感じませんね
春とび魚のフライ最高!
珍味ブドうまい!

もともとかなり味覚の許容範囲は広い方(そのかわり、美味しいものにはウルサいです)
なので、絶対美味しいものは見つかると思っていましたが
期待以上にここにはおいしいものがあるようです!

なによりも、焼酎の素晴らしさ・・・
いろいろ試しましたが
前から好きだった、磯娘(いも)、青酎(漢字のラベル)、幻の青酎「伝承」は悶絶でした
なかには笑っちゃうくらい芋臭いのもあり、三人でこれは〜〜〜っと笑いました
この洗練されていない感じが島焼酎の魅力でしょうか
しかし、その中では磯娘の「軽さ」、ライチのような香りに惹かれます
毎日でも飲みたいですね
最後の「伝承」は、八丈島でも、一杯1000円しました
すごい香りと味、圧倒的存在感でした

本当に酔っぱらい
9時には爆睡・・・

11時頃、うなされて一度起きました(苦笑)過去最高調に飲んだからね
あとの二人は全然元気で、さらにホテルのバーに行こうとしていたらしい、強いなあ〜

しかし、翌朝は実にスッキリ目が覚めましたさすが。ですね


2日目は、朝風呂からスタート、ホテルは八丈島ビューホテルなるところだったのですが、高台から海が見える素晴らしい場所。風呂場から一般民家がチラホラ見えるのは、どうかと思いましたけど・・・

浴槽を独り占めして、ゆったり真っ青な海を眺めます

うーん、島だ・・・

なかなか豪勢な朝食を頂いて、三人で、ど〜する〜?と相談
早速、朝、一人でドライブしてきたTさんのプランにお任せします

島の古い地区で「玉石垣」なるものを見て
歴史民俗博物館を見学
樫立地区の島料理の名店で昼飯
観光客向けイベント「回遊魚祭」にて海の幸を振る舞われ、焼酎試飲
おみやげ
飛行機

というプラン

玉石垣は、波に洗われて丸くなった人の頭大の石を積み上げて作った石垣です
古い地区のお家はみんなこの玉石垣に囲われている
とっても情緒のある風景です
昔のお屋敷を保存してあるところがあって、内地とは違いますね
どちらかというと、やはり太平洋の島々と似た風俗に感じます

博物館は、旧東京都八丈支庁の建物を利用
地質や産業、歴史の展示
大昔から色々な人達がこの島に流れ着いて住んできたのですね
最後の流人の歴史は興味深い
宇喜多秀家が関ヶ原の敗戦の後、流されたのを始めに
1900人の流人が島に送られたそうです
刑罰という想像とは違い、とっても自由に「渡世勝手」でくらしたそうで
それぞれの持っている技術で島に貢献したり、島の女性と結婚したりしたそうです
武士は記録をつくって、鹿児島人は焼酎の作り方を教えて、大工の棟梁は建物を作って・・・
佐渡に送られると「この世の地獄」八丈島だと「この世の極楽」
なるほど・・・
この島には自由さが似合いますね
とはいえ、とてもここから抜け出せるとは思えませんが・・・
だからこそ自由だったのかもね

飢饉の年は悲惨だったそうだ
人捨て穴の伝説があります

すっかりマニア心を満足させて出る

さて、島の裏側に向かいます
海に崖がせり出し、交通の難所、ここから、坂上、坂下とわけて呼んだそうですが
今では大阪トンネルという文明によって楽に行き来できます
軽自動車が頑張ります

大阪トンネルの手前の展望台からの眺望がすばらしかった(写真)
八丈小島がよく見えます
あれは無人島、源為朝の伝説があります。
八丈富士の裾野も見える

昼食の前に、ちょっと車から降りて散歩しました
とにかく!
この島では
どこにいてもなにかいい匂いがします
お花の匂い、緑の匂い
てっぽう百合がそこらに咲き乱れているのです
これは本当に嬉しかった
百合大好き
丘の上に登ると、小学校でした
島太鼓を練習しています
振り返ると、太平洋!
いい学校だ・・・

さて、「いそざきえん」という趣のある料理屋さんで伝統的な島料理を頂く
海藻や、お芋、麦、お魚ですな
美味しいものでした
前の日から用意するという麦雑炊がすばらしい・・・
ぴりっと辛さを効かせた小蕪の漬物も素晴らしい
岩のりの酢の物、海の香り・・・
魚の塩釜も素晴らしかった

とにかく素朴で、東京では味わえないだろうなあ

道ばたで、アシタバソフトクリームを食す
うん・・・葉っぱの味がする(笑)

そのあとは調子に乗って
地図には「危険!注意」とか「霧が出る」とか怖そうな事が書いてある
ほとんど人の住んでいない島の北東地区を回って帰る事に
いろは坂もかくやのカーブの連続
たまに素晴らしい海の眺望が見えます
対向車に注意しながら走ります

半島を一周して戻ってきました
底土港(戦争中は回天の基地でした)で漁協のおかみさん達が
おさしみや、フライを振る舞ってくれます
おいしかった
もう食べてばっかり!

レンタカーを返して
お土産を買って
(焼酎、焼酎、焼酎)

さらに島寿司をちょっとつまんで
もう食べてばっかり!

機上の人となりました

三人とも直ぐ寝た

羽田が近づくと
ああ、もうせせこましいなあ
いそがしいなあ
うんざり

八丈島に移住しよう、などと話す
トウキョウにも45分で来られるし

そのあと
目黒でさらに激辛ラーメンを食して解散
もう食べてばっかり!

さて、行きたくなりましたか?
本当にオススメです
ほんのちょっとでいける別世界

僕はもう、すぐにでも行きたいですよ
by francesco-leica | 2007-06-01 06:57 | 国内旅行記


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