朝から大変でした
自分が100%悪いのだけれど 緊張して一日過ごしました 横須賀で本番のあと、海沿いに歩いて駅へ 海軍好きのせいか 海が見えて、軍艦が見えると もうたまらない郷愁を感じる 私が似ている、という祖母の兄弟は 北大出の海軍軍医少佐で、おそらく小笠原の近海で戦死している (沖縄や、グアム・サイパンに観光に出かける日本人達はそこに今も眠る数十万の英霊をどう思っているのだろうね) 横須賀線、横須賀駅、というともう 阿川弘之や豊田穣の世界にどっぷり入ってしまう 疲れもあって、呆然と駅にたたずむ 海軍オーラがそこかしこに残っている その後 鎌倉の大佛茶廊で 一休み もうこの時間 他のお客さんは全てお帰りになられて 広いお座敷に私一人 暮れなずむ庭を眺めている 茶廊の美しい姫君が N氏自ら煎れて下さる香り高いコーヒーを運んで下さり 「少しでもお体を休めていかれて下さい」と お声がけ下さった瞬間 もう どーっと力が抜けて不覚にも泣きそうになってしまった N氏と静かに、楽しいお話をしているうちに どんどん気分が和み、美しい景色や 偉大な作家の残したお宅の風情が 心に染み通ってきた 結局、閉店時間を大分過ぎてからお暇した 帰り道の、暗い、若宮大路に抜ける道を歩きながら いつもの穏やかな気分 極小さな、はっきりした声で会話できる状態が好き 来てよかった
by francesco-leica
| 2006-09-04 02:01
| 日記
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