今日は暑かった・・・
午後は目白の日本女子大オケの指導。 モーツァルトの交響曲40番第一楽章。本当に美しい。 管楽器が欠けているけれど、オケの指揮は楽しい。 カンタータクラブの演奏委員長時代を思い出しながら。 その後、山手線を駒込まで。 指揮の山ちゃんに借りていたシューベルト5番のパート譜をお返しする。 有り難う。 そのまま山手線を乗り継いで、新橋まで。 ヤマハ銀座店でお買い物。 モーツァルト40番のスコアを買う。 というのも私のもっているのはペーパーバック判の全集なので、 40番だけをやる為にわざわざ数十曲分持ち歩くのはいかにも無駄だ。 仕事用に一曲だけのスコアを ・・・と、レジで買おうとすると、 なんと鞄に財布が見当たらない。 あれれれれれれれれえれれれ〜〜〜 びっくりするが取り敢えず、連れの友人を探して「ごめ〜ん」といいつつお札をお借りする。 変だなあ、と小パニック。 もう今日はお連れの世話になるしかあるまい、とあきらめ 銀座6丁目最年少バリスタ世界一、ポールバセット氏のコーヒーのお店に案内頂く。 私が時間つぶしによく行く「ウエスト」の喫茶室の直ぐ並び。 ここのコーヒー豆を頂いて、自ら挽いて楽しんでいるのだが、評判通りになかなか美味しい。 前から行きたいお店だった。 冷房が効いて気持ちよい。 黒基調のクールでおしゃれなお店。お客も少なくくつろげる。 カプチーノ。ケーキ、チョコレイトも貰う。注文の後、 良く探して、鞄の隅っこにお財布が隠れているのを発見。 そうだよね〜。私が忘れ物なんかするわけ無いんだから! (とかいって、実はすごくよく忘れ物します) (私の自信過剰には、根拠がないんです(鳥肌実の口調で)) 財布が出てきてすっかり元気になる。 友人が、財布が無い時は、口では大丈夫みたいにいっていながら 本当に不安そうだった、と笑っている。 本当にクリーミーでまろやかな味わい。 こういう美味しいお店が出て来ると、普通の喫茶店は商売しにくいだろうねえ。 店員さんも美人で、ぜひまた伺いたい! http://www.paulbassett.jp/ その後は連夜のオーバカナル銀座店 http://www.auxbacchanales.com/ アブサンでいい気持ち。 泰明小学校の通りに面した「パリの外人さん御用達風テラス席」を占領。 夜風が涼しく吹く中、だんだん日が陰ってゆく。 まるで水族館の水槽の中から外を見るように通りを眺める。 ここはお客がなかなか気分の良い人が多いのと、ギャルソンの心意気が高く、うまくいくと、パリにいる錯覚に、ちょびっと、なれる。お勘定を席についたまま出来るのも好きだ。 「ここは気分良いけれど、あんまりお洒落な人が前を通らないからつまらないね。」 と話していると、なんと、映画のワンシーンのような光景が! 浴衣をさらりと着た、なんとも粋な小さいかわいいおばあちゃんが、かわいいミニチュアダックスを連れて我々の隣の席に、「ちょいと一休みしましょ」と座った。 犬は王子様のようなジュリーくん。 なんともシャレた風景に隣から見とれてしまう。 ギャルソンのお兄さんも丁寧に接している。 おばあちゃんは絞り立てのオレンジジュース。犬くんはちゃんと「イス」の上に座り、銀のボールに水と、チーズを貰ってご機嫌にしている。 「お散歩ですか」と話しかけると、近くでお店をやってらっしゃる由。 銀座の生き字引のおばあちゃんだろうか。 凛とした風格があった。若い頃さぞかし素敵なお姉さんだったんだろうなあ。 ジュリー君はサービス満点。私の膝に乗って来る。 友人は昨年愛犬を亡くしたばかりなので涙ぐんで眺めている。 おばあちゃん、さっさとジュースを飲み終わり、ジュリーくんにチーズを食べさせると、 タバコをすっと一服。ギャルソンに「ちょっとお兄さん、おアイソお願い」と声をかけると 「じゃ、お先に」と我々に声かけ、颯爽と、とことこと、わん君と一緒に歩いて行かれた。 銀座ならではの光景といおうか、銀座でこんな光景を、といおうか。 本当にあたかも劇場が出現したような数十分だった。 話は尽きないが酒は尽き、取り敢えずお開き。 大体、だらだらと話が尽きるまで最後まで一緒いると、だいたい余計なことになる。 ということが、私も最近やっと分かってきたようだ。 少し物足りないくらいでおしまい。 これでいい。 帰ってくると 祝、横浜ベイスターズ、最下位脱出。 芋焼酎で一人で乾杯。 さっき頂いた誕生日のお祝いを開ける。 後輩曰く「おもちゃ箱」の名の通り、ウィットにとんだおもしろグッズに参ってしまった。 やられた。 Go for it! アブサンが好き。毒っぽくてキレイ。
by francesco-leica
| 2006-08-05 01:33
| 日記
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