シモン・ゴールドベルクの録音

松本での幸せなバッハの時間を終え、先ほど帰宅しました。
小林道夫先生率いる、松本バッハ祝祭アンサンブルの5回目の演奏会でした。
1日目は小林先生のチェンバロ協奏曲、2日目は、大塚直哉さんの指揮、桐山建志さんコンサートマスターでのマニフィカトでした。

松本は素晴らしい街です。羨ましいくらいにいいお客様に恵まれています。鋭い耳をお持ちの「怖い」お客様です。
そして私はなんと素晴らしい先生と、先輩と友人たちに恵まれているのだろうと改めて実感する時間でした。
チェロの花崎さんからゴールドベルク先生の思い出のお話をたくさん伺って、伝説のシューマン4番の時のお話もうかがいました。あれが、どれほどオーケストラ(新日本フィル)にとっても、お客様にとってもとんでもない奇跡のような時間だったのか、と。私は最近発売になった録音を聴いて、もう度肝を抜かれたのですが、納得でした。
知り合いの先輩楽団員の方達のどなたに聴いても、いままで一番素晴らしかった演奏会、と聞くと、ゴールドベルク先生とのシューマンと答える方が多かったのです(あとはロストロポーヴィチとのショスタコなど)、そのどちらの巨匠ともご一緒できなかった私の経験のなかでは、忘れられないのは震災の日のハーディングとのマーラー5番です。

帰宅してすぐに、届いたばかりのゴールドベルク先生の最後(亡くなる直前の)のリサイタルの実況を聴いています。なんというのか、何回でも、何十回でも、繰り返して聴き惚れていたいような滋味溢れる演奏!ピアノも素晴らしい。本当に、テクニックを超越して聴こえてくる、音でもない、なにか、気高い精神の震えのようなものを感じとっています。感動しています。
いま、「雨の歌」を聴き終わって、ジーンとしすぎてもう寝ることにします。

音楽って素晴らしい!

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by francesco-leica | 2016-02-15 00:41 | 日記 | Comments(0)


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