忙しくて、なかなかじっくり本を読む時間がありません。
ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論 広木隆 著 ゲーテビジネス新書 ストラテジストにさよならを、なんて刺激的な題名だが、中身はとても堅実な、楽しいものだった。 株式市場の概観から始まり、長期投資の誤解、理論の重要性、大事なのは「売り」、同時並行マラソンレース作戦、じつに面白い。 名言。 相場が勝手にブレる、自分はブレないこと。 投資から得られるものは金銭的なリターンだけでない。多くの知識、知見、経済について知ることができる、さらに自分自身をよく知る。ということも素直に納得することができた。 マネックス証券でのこの広木さんのストラテジーをいつも楽しんで、勉強させてもらっているが、この本で、さらに納得ですることができた。 予想が当たることが重要なのではなく、いかに、個人投資家にロジックを提供するか、その点について、広木さんは十二分に務めを果たされていると思う。いい本だった。
by francesco-leica
| 2012-11-17 20:49
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