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時事ネタは扱わない

あまり時事ネタは扱わないようにしている。

みんなが言っていることはいわない、みんながいうことを自分も声高に言うこと、それを迎合という。
なぜ声高で言うのか、それは、いっていることが正義だからだ。
みんな正義が大好きなようだが、正義で国は滅びる。
汚職でも、天下りでも、増税でも減税でも、戦争でも、国は滅びない。
正義ほどあやふやなものはない。正義と人間の良心は違うものだと思う。

個人の自由を大切に。個性を尊重しよう。戦争反対。原発反対。役人の横暴を許すな。文化を守れ。「当たり前のこと」を見せびらかすポピュリズムが新たな暴力と化している。
当たり前ではないか。いつからこんな幼稚な国になってしまったのか。

今、兎も角所謂「正論」というものをとんと聞かないのが不気味である。情緒もきれいごともいらない、この国がよくなる具体的な話が聞きたい。なにかへの恐怖が原動力になっている人は好きではない。感情的なうえに、自分が正しいことをしていると確信していることで攻撃的になるからだ。

まずは安定即決政権の誕生、安定した電力の供給、円高の想定内への是正、
それから富の再分配、自国権益の追求(日本はこれをしない世界でも珍しい国)、安全保障の確立、産業構造の再構築(駄目な分野を守る必要はない)、

この中で、この国の限りある富を、どのように次世代の産業に生かすか、というのがポイントになる。
次世代の産業、おそらくそれはもう製造業ではないだろう、ましてや農業や漁業でもない。
おそらく、高度な研究開発、金融、一段下がって観光、文化、教育ではないだろうか。
最後に、日本は素晴らしい国なのだ。

これは今、なんとなく、程度に考えて、自分のことを含めない自分なりの「正論」なのだが。
さて、だから時事ネタは、いわない(結構いったかな)。
by francesco-leica | 2012-06-01 02:17 | コラム


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