昨日、上智の講義の帰り道、いやあなのどの痛みが始まり、
こいつはいけねえ!とばかりに夜11時にはベッドに入ったのですが、手遅れ。朝はのど激痛。鼻水に全体ダルダル。申し訳ないのですが、これでレッスンにならない、と上野のレッスンはお休みさせて頂く。12月はただでさえレッスンが少ないのに、大変だわ・・・。熱は微熱なのでそう手こずらないとは思いますが。明日からアジアフルート連盟の会議に演奏会があり、来週からはアルジェリアなのに。とにかく死に寝してすごす。 夕方から少しばかり快方に向かい。 少し練習。AFFで使う、アキヤマ巻き管付き三響アルトをさらい、手元にあるロット2本とアキヤマ頭部管(銀、金リップ、プレートもいろいろ)を試す。 アキヤマには、何種類かのプレートがあるのだが、プレートの形状がここまで音色や操作感に影響するとは、と勉強。このプレートの形状がロットの素晴らしさの一つなのだと思う。カットとか、材質とかに目がいきがちだがプレートのほうがもっと直接的に変化があるかもしれません。慣れもあるのかもしれませんが、ロットのプレートで、割と大胆にカットされているものが一番吹きやすいのがわかりました。 それにしてもロットはいい音だ。 いま、後輩から預かっている後期ロットも素晴らしい。朗々と、楽々と吹けます。音程も特に問題無し、これは意外かも知れませんが、ロットを普段から吹いているわたしの周りでは常識なのが、ヘインズのハンドメイドよりは、ロットのほうが音程のコントロールが楽。これは意外なのですが、間違いないことだと思います。 ヘインズでも、レギュラーはスケールが別で音程がよいのですが、一時期人気だった昔のハンドメイドのヘインズとロットでは、ヘインズのほうが全体のスケールは短いくせに、右手のコントロールなどははるかにロットのほうが楽にできます。でも、ヘインズが好きな人は、そんなの関係なく好きなので、それはそれでいいと思う。わたしも好きだし。 (道具としては、そりゃもうパウエル!それもちょっと前までの。ただし、楽器としてはヘインズが好き、そんな感じでしょうか) この後期ロット、実用品としては素晴らしいものがあります。 ちょっと!いいなあ、と思いながら吹きつつ、このまま吹いているとどんどん欲しくなってしまいそうなので、ご興味のあるかたはわたしにご連絡下さい。そりゃ、欲しいのは欲しいんですが、吹けるフルートは一本なので、いつでも手持ちの楽器を減らそう減らそう、としているのです。 理想は、CとH一本ずつ、予備頭部管(ばかすか吹ける用)です。 一応、欲しい人を探す、という名目で後輩から預かっているので宣伝。 歴代持ち主の素性も素晴らしい、いい状態の5代目です。頭部管の長さカットなどありません。 オケの中で、まさにこのロットの音を聴いて、あまりの素晴らしさにわたしは初めてロットなる楽器のことを知った、という楽器です。 ただし、パッドを押さえるワッシャーは現代のものに改造されているのと、バッドの状態は最悪なので、ここはオーバーホールが必要です。といいつつ、新日フィルに持っていくと、S御大、自分のロットに似ていると甚く気に入ったらしく、ぱっと取り上げてそれでレコーディングの後半全部吹いてしまいました。名手にはパッドの調整すら必要ない・・・!?
by francesco-leica
| 2011-12-01 21:58
| 日記
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