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ラテンののりで!

泰次郎先生ワールドのボレロ、しびれました。

最初のリハの時、頭の笛のソロを、聴こえないくらいの音量で、ノンヴィヴラートで始めましたけれど、すぐさま、泰次郎先生からは、
「ラテンのノリで、どうぞ気楽に」「神経質にならずに」「PPって書いてありますけれど、気にしないで」「一息でなくていいですから」「もっと揺れて、揺らして」などと、次々に今までのイメージを覆すような言葉が出てきます。

そこで思い出したのは、白尾御大が、まったく同じことをおっしゃっていたこと!

「あのソロってさ、みんな大層なことのように、究極のピアニシモで・・・なんて笛吹き、指揮者も考えているかもしれないけれど、本当は、もっと吞気なものじゃないかなあ?」

ああ、そうかあ。目が覚めるようでした。
本番までにいろいろ考え直して、自分なりに作り直してみました。

今日は他にも、マイスタージンガーやら、ヴルタヴァ(モルダウ)やら、本当に楽しい曲ばかりで、嬉しい本番をさせていただきました。泰次郎先生、新日フィルでもご一緒させていただきましたが、今回はいわば本拠地のシティフィルでご一緒できて、貴重な経験をさせていただきました。
いつもは2番吹きの正念場、というようなヴルタヴァ、頭を吹かせていただくのも、だんだん慣れてきました。

いつもそうですが、本番が一番楽しいし、練習は胃がもげそうに緊張しても、本番は伸び伸びさせていただけるのは、根っから芸人な性格のようです。
by francesco-leica | 2011-11-04 21:57 | 日記


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