新日本フィルの「新・クラシックの扉」の練習で日本の至宝とも言うべきボッセさんを指揮者にお迎えしています。
わたしは生涯2度目のボッセさんです。 あまりご体調も思わしくないなか、ゆっくり杖をついてあらわれました。 しかし生き生きとした目、小さな仕草から生み出される音の表情の豊かで柔らかいこと。 シューベルトのあまり演奏機会のないロザムンデ序曲の速い部分に垣間見える「ロッシーニ的なもの」を引き出す。そしてそこに内包される品のあるユーモア! ドイツ語のリハーサル。そして、新日本フィルのしなやかで粋なサウンド。 美しいひとつの音に聴こえる弦楽器、絶妙なバランスの管楽器。 ピアノ(小さい)と指示された部分を本当にピアノで吹いて、はっきり聞き取る事ができる。 いま、モーツァルト39番のリハーサルを聴きながら書いていますが(2番フルートはお休みなので)、 そのサウンドを浴びる幸せをかみしめています。なんて素晴らしい曲。素晴らしい音。 残席は少ないようですが(金曜日はS席のみ。土曜日はA席も少しあるそうです)、この幸せを多くの方にも 味わって頂きたいと思います。 ハウシルト、ブリュッヘン、ボッセ・・・すばらしい円熟の極みにある指揮者の方々と このオーケストラでご一緒することができて本当に幸せです。 5月13日(金)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール 5月14日(土)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール #13 新・クラシックへの扉 金曜午後2時の名曲コンサート/土曜午後2時の名曲コンサート ■プログラム シューベルト作曲 『ロザムンデ』序曲 D.644 モーツァルト作曲 交響曲第39番変ホ長調 K. 543 メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲ホ短調 op. 64 ■出演者 指揮:ゲルハルト・ボッセ ヴァイオリン:白井圭
by francesco-leica
| 2011-05-11 23:44
| 日記
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