2008年10月30日にヤフーブログに投稿したものを再録。
プラハの観光名所、カレル橋を旧市街から小地区側にわたりきってすぐ、左側を見下ろすと、写真の広場があります。 ここはまだ小地区ではなくて、小さな運河に囲まれたカンパ島の広場です。 Na Pampaという広場(というか、通り)です。 この小さな空間が私は大好きで、カレル橋を通る度に、橋の上に肘をついてうっとり眺めています。 なんというか、プラハというのは不思議な街で、じつにスラヴっぽいような、ちょっと申し訳ない言い方をするならダサイ、そんな雰囲気がある一方で、まるでここはパリ?!というような、お洒落で、といっても妙にちょっと湿り気のある空気をもった洗練を感じる場所も多々あり、ものすごく街として興味をかき立てられるところです。 この広場などは典型的な「ここはパリ?」地点。 いつも写真のように、なんだかオシャレなカップルがいます。 数年前、夕方から夜になる時間(一番好きな時間!)、空の8割は夜で、最後の2割にまだ夕日の色が残っている時間に橋を通りがかり、ふと左下のこの広場を覗き込んだ瞬間に、写真の左下の建物の脇で、両方黒っぽい服に、男はベレー帽なんてかぶったカップルが一瞬の抱擁とキスを交わして、私は「やられた!」と思いましたねえ・・・ 夜はタングステンライトのオレンジ色の光に満たされて映画のようになります。 このあたりは大使館などもならぶ、静かで落ち着いた地区で、散歩にも最適です。 カンパ島の奥(というほど広くないけれど)のほうまでは観光客の方もわざわざ見に来られないので、珍しく、観光地プラハで一人きりでブラブラもできます。
by francesco-leica
| 2011-02-12 20:47
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