2008/2/15(金) 午後 2:34にヤフーブログに投稿したものを再掲。
ウィーン旅行中、マフテイで前回オーダー品を受け取り、新しいオーダーをしてきました 今回の旅行にはマフテイのフルブローグと、ゴム底のノルヴェの2足を持っていきましたが 本当にいつでも楽で、オペラの立ち見なども、おそらく音楽の素晴らしさと共に、靴がピッタリで疲れない、ということも3時間立ちっぱなしが全然苦にならないことに繋がっているのでしょう マフテイのビスポーク6足目は、ジーン・ケリーをイメージした、ダークネイビーと白(実際にはちょっと青みがかった白)のヌバックのフルブルーグコンビ 切り返しがクラシックです この白のヌバックは、なかなかイメージ通りのものが見つからなくて、アンカさんが親方に相談する、といって宿題になっていたものでした この前の、アステアをイメージした茶、白のコンビは結局、茶と白の通常の革になりましたが やはり、スエードのような起毛した素材がよかったので(正統を目指すともっと色々決まりごとがあるのですが、そこまでこだわるともういい素材が残っていないのです)今回は探してもらいました おそらく、本当に白い素材、これがないのだと思う 結局、この青白いヌバックが気に入ったのですが、これからコンビを作る時は難しくなりますね いつかは茶、茶のコンビも試してみようと思います ここは相談すればなんでもやってくれるので 試し履きすると、いつものことで、これが不思議なんですが 同じ木型の筈ですが、内羽根の靴の場合は結構タイトに感じ 外羽根の靴はゆったり感じます 今回は結構キュとしていますが、決してきついわけではありません ウィーンの靴作りは伝統的に整形外科的要素を含んでおりますので、足の健康を先ず考えます 次回は、私にとってマフテイで初の、スエードのローファーをオーダーしました なお、2008年から値上げしました それでも初回の木型制作料込みが日本で買うグリーンの一番安いモデルくらい 2回目以降はチャーチーズのスタンダードラインくらいの値段でしょうか こっそりお教えすると ここは、エキゾチックレザー、 オストリッチ、コロコディル、ガルーシャが得意です 信じられないお値段でできます 特にクロコはロシアから仕入れる、というものでサンプルを見ていたらなんだか節操なく欲しくなってしまいました 全然下品な感じになりません(といっても後は履く人間次第かな笑) マフテイ家の人達は家族内のやりとりはルーマニア語 英語は苦手ですが、メールでのやりとりや、簡単な靴の単語は充分通じます ドイツ語はみなさん完璧です 今回、息子さんのルシアン・マフテイさんと親しくお話できて、私の親友がルシアンの採寸でオーダーする現場に居合わせました 実に慣れたものです、彼は最近「ウィーンを代表する30人」に選ばれ、若きマエストロとして期待されています オーダーの様子はのちほどアップします ウィーンにお越しの際は、ぜひとも一足オーダーいかがでしょうか? ただ、出来た後に送って頂けるかは私はやったことがないのでお答えできません 仮縫いはありませんから、初回は受け取りにいかれたほうがいいでしょう http://maftei.at/
by francesco-leica
| 2010-09-20 22:22
| 服飾雑記・靴
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