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プロフェッショナル

NHK「プロフェッショナル/仕事の流儀」は血管外科の名医
「すべてを捧(ささ)げて、命をつなぐ」
壮絶な生活
手術不能の壁に挑む現代のブラックジャック
血管外科医・大木隆生。他の病院では治療困難と言われた患者が
「最後の希望」を託す大木の治療現場に密着

朝四時まで外来で診察
腰や背中の痛みは痛み止め注射で
休みは無し
それでも働き続ける先生
「休憩を取るとが集中力は落ちますからね、
 基本的に気分転換はしません。
 さらに、空腹で緊張感を保ちます。
 人間の命がかかっていますし、
 それを思うと疲れたとか眠いとか、
 そういうことにはならないですね」


圧倒された
お医者さんとは・・・すごいな
まるで、後光がさして見えた

その彼が、「ただ、人に喜んでもらいたいってだけです」
ありがとうって、言ってくれる人がいなかったら
一日たりともこの仕事は続けられない
ただ、人に喜んでもらいたい
それだけが続ける理由、というのには大変考えさせられた

私はどうだろうか
やはり、喜んでくれるお客さんがいなかったら、
音楽は一日たりとも私はやっていられないだろうなあ

一人で、練習している時の気の乗らなさ
本番だけはうまくいく、なんて箇所も多々

藝術も、手術も、アルチザンの技であることを思えば
世の中のプロフェッショナルな分野はだいたい似たようなものではないだろうか
もちろん、それで人が生き死にするというのはものすごいことですが

やはり、手術も、音楽も、あらゆる仕事に価値を与えしむるものは
愛情だけなのだと思った

人に喜んでもらい、希望を見いだしてもらうために手術の激務を続ける
人に味わって、喜んでもらうためにお菓子を作る
人に聴いてもらって、希望を持ってもらう、人間精神の創造のために音楽をする


番組の締めに
名医のいう「プロフェッショナルとは」

「究極のアマチュアがプロフェッショナル」
そうかも知れない
by francesco-leica | 2009-04-15 00:39 | 日記


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